ショーン・コネリー主演のスパイ映画『007 サンダーボール作戦』のレビュー。
紹介
サンダーボール作戦のストーリー
原爆を搭載したNATOのジェット機が世界的犯罪組織”スペクター”に奪われた。
原爆奪還の指令を受けて、ボンドはジェット機が消えたバハマへと飛ぶ。
そこで出会ったのは美しい愛人を従えた謎の大富豪ラルゴだった……。
引用元 – Youtube
サンダーボール作戦の出演陣
役者 | 役名 |
ショーン・コネリー | ジェームズ・ボンド |
クローディーヌ・オージェ | ドミノ |
アドルフォ・チェリ | エミリオ |
ルチアナ・パルッツィ | フォオナ |
フィリップ・ロック | ヴァルガス |
感想/過去作に及ばない
『007 ドクター・ノオ』『007 ロシアより愛をこめて』『007 ゴールドフィンガー』に続くシリーズ四作目となる今作「サンダーボール作戦」。
今回は海底”も”舞台にしたスパイ活劇になっており、水中でのアクションというこのシリーズにとっては新しいことに挑戦しています。
ただし、終わってみれば過去作に及びません。
目玉の”水中でのアクション”は水中ゆえにアクションが鈍く、全員が潜水服を着ているので”どれが誰か”判別も付きません。
また、無意味なサービスシーン❤や特に進展しない中盤に時間が割かれているので、全体的に間延びした印象も受けました。
さらに【スペクター】が再登場していますが、「ロシアより愛をこめて」のような”世界を裏で操っている連中”というスケール感が失われているので、これも期待外れでした。
最後の博士が寝返る
元々、ご都合主義的な展開は少なくありませんでしたが、今回はエンディング部分でそれをやるので醒めてしまいました。
最後の最後で核兵器の開発に携わる博士が寝返るのですが、あまりに唐突すぎて唖然としました。
…
よって、騙し、騙されるスパイ活劇としては『007 ロシアより愛をこめて』、アクション重視のスパイアクションとしては『007 ゴールドフィンガー』に軍配が上がります。


まとめ
全体的にイマイチなボンド映画。
確かにボンド映画として”外れ”ではないのですが、優れた過去作がすでに存在しており、それらと比較するとやはりイマイチという印象が拭えません。
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