【感想】クロース: 孤独のボディーガード

ノオミ・ラパス主演のサスペンス系アクション映画。

紹介

クロース: 孤独のボディーガードのストーリー

百戦錬磨の女ボディーガードが受けた依頼は、大富豪の遺産相続人である令嬢を守ること。恐怖に慄く彼女に反撃術を教え、誘拐団相手に2人で決死の戦いに挑む。

引用元 – Netflix

クロース: 孤独のボディーガードの出演者

役者 役名
ノオミ・ラパス サム
オリビア・ジューソン サラ
インディラ・ヴァルマ など リマ

感想

アクションよりも擬似母娘の話

主人公サムは孤独なボディーガード。

腕前は一流で、”絶体絶命のピンチを的確な判断とワザで切り抜ける”最序盤のシーンで「コイツは只者じゃねえ…」と印象付けますが、次のシーンでは養子に出した娘が忘れられない母親の一面も垣間見せます。

内なる葛藤を粗暴な振る舞いで隠そうとする”サムの本当の姿”が見えて来ます。

一方、ゾーイは唯一の肉親だった父を亡くした少女。

実の母も彼女が10才の頃に自殺しており、ゾーイは残されたママ母と父の遺産を巡って対立していました。

彼女も、サムと同じように傍若無人に振る舞うことで傷ついた自身の内面を隠そうとします。

  • 養子に出した娘を思う母としてのサム
  • すでにこの世を去った両親に思いを馳せるゾーイ

言わば、この映画はそんな”娘を失った母サムと、母の愛情に飢えたゾーイの逃避行を描いた作品です。

ひょんなことから追われる身となった2人が、彼女たちにとって異国の地であるモロッコからの脱出を目指すのですが、その道中で待ち受ける様々な困難が2人の関係性を深めてゆきます。

正直、派手さは言うほどありません。

けれども、二転三転するストーリーは最後まで意外な展開が続きますし、ゾーイの成長と”本当の自分を認めようとする”サムの覚悟を描く部分も見応えがありました。

モロッコの雑な描写

若干、差別、もしくは偏見が入っているのでは?と感じました。

確かにモロッコの治安はあまり良くはないですが、道端で誰かが誘拐されそうになっていても無関心の国民ではないはずですし、登場するモロッコ人のほぼ全てが悪人というのも極端な描き方だなと思いました。

この映画の制作陣に、どこか「私たちの知らない国(特に途上国)はこんなでしょ」というステレオタイプな考えがあるような気がしました。

まとめ

ネットでの評判は散々でしたが、意外にも楽しめた一作です。

私自身も映画レビューを投稿していますが、そんな私自身も「やっぱり、他人の評価は参考程度に留めるべきだなぁ」という当たり前のことに気付かされた映画でした。

タイトルとURLをコピーしました