【感想・評価】『イコライザー(ネタバレ)』レビュー※シリーズ一作目

アクション映画のレビュー
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デンゼル・ワシントン主演のアクション映画『イコライザー』のレビュー。

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紹介

イコライザーのストーリー

ホームセンターに勤務し、平穏な日々を送っていたマッコール。

しかし、馴染みのダイナーでテリーという名の少女と出会ったことで、そんな平穏な日々は終わりを迎える…。

イコライザーの出演陣

役者 役名
デンゼル・ワシントン マッコール
マートン・チョーカシュ テディー
クロエ・グレース・モレッツ テリー
デヴィッド・ハーバー マスターズ
ヘイリー・ベネット マンディ
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感想

一度スイッチが入ると、もう後戻りはできない

怒らせた相手が実はヤベー奴だった件。

一見、主人公・マッコールはホームセンターに勤める”善良な市民”で、同僚にも好かれるナイスガイですが、心の奥底では善良な魂と激しい暴力性が同居しており、極端な二面性を持った人物でした。

ただ、彼は自身の暴力性を完全にコントロールしており、周囲の善良な人々からは”気さくなマッコールさん”として受け入れられており、良い同僚でした。

しかし、皮肉なことにマッコールが”自身の暴力性を完全にコントロールできていたからこそ”今回の大騒動が起こってしまったと言えます。

マッコールは行きつけのダイナーで、テリーという名の若い娼婦と出会います。

彼はヒドイ暴行を受けたテリーを、元締めのロシアン・マフィアから”買う”形で解放しようとするのですが、ロシアン・マフィアからすれば”マッコールの表の顔”なんて何も怖くありません。

結局、ロシアン・マフィアはマッコールが差し出した9800ドル(100万円弱)を跳ね返してしまうのですが、これが彼らにとっての悲劇の始まり。

「100万円(おおよそ)で手打ちにしておけば…」と後悔してももう遅い。

マッコールはその場に同席したマフィア連中をたった20秒弱で制圧し、この地域でのロシアン・マフィアの活動に大きな損害を与えます。

この件をきっかけに、ロシアン・マフィアの息のかかった悪党刑事は炙り出され、裏金は全て捜査当局に押収され、最終的にはモスクワに住むボスまで抹殺されることに。

マッコールが現金を差し出した際に、マフィアの一人は「あの女にはもっと価値があるんだ」と彼をあざ笑ったが、あの時に受け取っておけばこんなことになりませんでした。

マッコールさんが残忍なロシアン・マフィアを血祭りに上げる復讐劇は痛快であると同時に、一つの選択ミスによって組織が丸々消え去ってしまった事実に戦々恐々とします。

見方を変えるとバイトテロ

最後はマッコールさんの勤め先であるホームセンターでの決戦。

最初は店の被害を最低限に抑えようとするマッコールの配慮が感じられましたが、最終的には銃弾が飛び交い、大爆発が起こるなどの大惨事に。おまけに全館でスプリンクラーが作動。

騒動の後、マッコールはおそらくホームセンターを去っているので、ホームセンター側からすれば勝手に厄介ごとを持ち込み、勝手に辞めていかれたことに…。南無。

出来れば殺しは避けたい主人公

この手の映画では珍しく、主人公・マッコールは”殺し”を好まない。

あくまでも”殺し”は最後の手段であり、相手が”最後のチャンス”を受け入れた場合は手を出しません。

中盤、マッコールは悪党刑事2人と対峙するのですが、相手がマッコールの提案(巻き上げたお金を被害者に返済する)を受け入れたので見逃しました。

逆に、”最後のチャンス”を拒絶した者には容赦ない。

ただ、殺した後に相手の目を見て「すまない」と呟いたり、死にゆく相手の様子をしっかりと見届ける辺りに、彼の人間性がにじみ出ており、単なる殺人マシーンとして描かれていません。

また、マッコールは”弱きを助け強きをくじく”を地で行く人。

彼は一貫して弱者やマイノリティの側に立って強い者と戦い、善良な人々に対しては徹底して善人として接する。

  • “殺し”は最終的であり、出来れば避けたい
  • 殺した場合も命を奪った重さを感じ取る

この2点はマッコールさんを単なる殺人マシーンとして描かない良いアイデアであり、善人キャラが似合うデンゼル・ワシントンの魅力がきちんと反映されています。

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【+考察】主人公が時間を測る理由は?

マッコールの特徴は規則性を好む点と、カウントダウンに固執する点。

彼の自宅は見事に整理整頓されており、ダイナーに行く際は決まってティーパックと本を持参し、座る場所も同じ。

この点はおそらく”強迫性障害”なのだと思います。

自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。

引用元 – 無意味な行為が止められない~強迫性障害

一方で、カウントダウンに固執する点はどうでしょう?

私は”マッコールがカウントダウンに固執する理由”は次のように考えています。

  1. 効率よく戦えるように
  2. 自分に課題を課している

何かに取り組む際は、無期限でやるよりも3日や1週間と期限を区切った方が効率的に時間が使えるので、マッコールはそれを戦いに応用しているのでは?と考えました。

また、最初にロシアン・マフィアを殲滅した際に想定よりも時間が掛かり「19秒か…」と呟いているので、決めたカウントダウンの中でさらなる効率化にも挑戦しているのでは?とも考えました。

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まとめ

アクションスターとしてのデンゼル・ワシントンが堪能できる一作。

アクション映画ながらも主人公の人間性を強調している点は”デンゼル・ワシントンのことを分かっている”と感じさせますし、マッコールはそんな彼のためのキャラクターのようにも感じます。

アクションは洗練されており、お話は筋が通っており、後味も良い。

全体的によく出来たアクション映画でした。

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