【感想】チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密

ドリー・ヘミングウェイ主演のヒューマン・ドラマ。

なお、ドリー・ヘミングウェイはアーネスト・ヘミングウェイのひ孫。

紹介

Starletのストーリー

ガレッジセールで購入した魔法瓶の中から1万ドルを見つけたジェーン。

彼女は売り主である老女セイディーに丸々返そうとするも門前払いされてしまう。

それでも、ジェーンは諦めずにセイディーに近付こうとするのだが、次第にジェーンはセイディーに親近感を持ち始めるのだった。

Starletの出演者

役者 役名
ドリー・ヘミングウェイ ジェーン
ベセッドカ・ジョンソン セイディー
チワワ(Boonee) など スターレット

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感想

若者と老女のヒューマン・ドラマ

2人が「絆」を深めるための1時間半。

頑固な老女セイディーの中に”自身の母親を見た”ジェーンは、買い出しはもちろん手伝うし、ビンゴ大会にも押しかけます。

そんなジェーンに対して当初は戸惑っていたセイディーでしたが、ジェーンの純粋な一面に触れる中で彼女は次第にジェーンを受け入れていきます。

正直、映画的な盛り上がりはありません。

けれども、着実に”二人の仲が深くなりつつある”ことが分かる演出は上手く、淡々と描きながらも”お互いがこの関係を大切に思っている”ということが伝わって来て胸に来ます。

特にラストは”葛藤を乗り越えて下した”セイディーの決断と、そのメッセージを受け取って成長するジェーンの姿を台詞なしで描き、二人の間に”確かな絆”が生まれたことを的確に表現しており、お見事でした。

アメリカの性産業のリアル?

実はジェーンはポルノ女優。

この映画では彼女を通してアメリカの性産業のリアルにも触れています。

確かに「性産業」は暴力的で危険な部分もありますが、ジェーンの場合は事務所との関係が対等で、かつお互いにプロフェッショナルに徹している部分が強調されています。

この映画の「性産業」の描き方は私にとっては目新しく、興味深い点でした。

とにかく邦題がヒドすぎる

この映画の邦題だけを見れば”B級”エロティック・コメディだと勘違いしてしまう。

実際は母親の愛情に飢える夢見る若者と、孤独な老女との複雑な人間模様を描いたヒューマンドラマになっているので、邦題からは想像できないほど繊細な作品です。

ちなみに原題は『Starlet』で、意味は女優の卵や流れ星。

まとめ

2人が「絆」を深める様子を見守る映画でした。

単なる疑似的な母娘の話ではなく、そこに至るまでの葛藤とそれを克服する姿を丹念に描いた作品になっているので、決して邦題だけ見てスルーしないで欲しいなと思います。

ちなみに、この映画は性描写が生々しいのでその点は注意して下さい。

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