【感想・評価】『天使の失踪(ネタバレ)』レビュー

社会派のレビュー
この記事は約2分で読めます。

ケイト・ネリガン主演の社会派映画『天使の失踪』のレビュー。

ちなみに、この映画は実際の誘拐事件「Etan Patz誘拐事件」に着想を得た作品。

スポンサーリンク

紹介

天使の失踪のストーリー

通学途中にこつ然と姿を消したアレックス。

母・スーザンは懸命に息子の行方を捜索する。

天使の失踪の出演陣

役者 役名
ケイト・ネリガン スーザン
デヴィッド・デュークス グラハム
ジャド・ハーシュ アル
ダニー・コーキル アレックス
ストッカード・チャニング ジョセリーン など
スポンサーリンク

感想

被害者家族の姿

いつものと変わらない平日の朝、いつものと同じように息子を送り出しましたが、彼は学校にたどり着くことなく、こつ然と姿を消します。

多くの行方不明事件と同じように、”平凡な日常が一瞬で奪われる”様子を描いた冒頭は並のホラー映画よりも恐ろしいものでした。

特にこの映画は、不安を煽る演出や音楽は極力排除した作品になっており、それが無情にも過ぎ去ってゆく時間の残酷さを生々しく映し出します。

この映画では行方不明になった我が子を懸命に捜索する両親を中心し、誘拐事件に便乗しようとする者たちや、周囲との軋轢など、被害者家族に降りかかる災難を丹念に描きます。

実際のところ、この映画は警察視点のお話ではなく、被害者家族視点のお話になっており、”自分たちではどうすることもできない”現実に苦しむ被害者のリアルを映し出します。

先入観と偏見

先入観を捨て去っていれば事件は早期解決していましたし、偏見を排除できていれば無駄足を踏まずに済みました。

最終的に、アレックスは無事に発見されます。

しかし、母・スーザンが容疑者と面会しなかったり、警察が無視した情報を知らないままだったりした場合は、完全に迷宮入り案件でした。

また、真犯人も、警察の見立てから大きく外れていました。

この映画は、いかに”先入観や偏見が目を曇らせるか”という指摘と、こうした捜査への問題提起を盛り込んだ作品になっており、社会派作品として見応えがありました。

スポンサーリンク

まとめ

“しっかり見せてくれる”社会派映画でした。

被害者家族の苦悩を丹念に描くお話は見応えがあり、母・スーザンを演じたケイト・ネリガンの鬼気迫る演技も素晴らしかったです。

また、この手の映画では珍しく、良い余韻が残るエンディングなのも良かったです。

タイトルとURLをコピーしました